ひだ こはちが川 |
釣りクラブのゴールデンウィークはキャンプ釣行というのが当時の恒例やった。アウトドアブームのハシリとはいえ、ガソリンバーナーやらランタン、テントとあれこれ準備してRVの荷室にぎっしり詰め込んで出かけたものだ。 たかはら川へ向かう時に高山市から朴の木平スキー場の街道沿いに谷深いこはちが川を渡る。ドライブインに飾ってある大イワナの剥製を見て、ホントにこんなのが釣れた川なのかと疑うような渓相や。そんじゃあメンバー一同竿を振ってみるべえと、餌師からフライマンまで寄り合い所帯は分散して谷へ降りる道を探した。上流へ入渓した者はイワナを上げてきたが、下流ではヤマメが数釣れた。外道のウグイが多いし、上流の足場は悪いがかえって魚が残っているようだった。ただ川沿いのヤブに引っかかっている農業用ビニールの多さには閉口し、都市近郊の流れなんやなーと自然を感じるような気持ちにはなれなかったな。 以後何度か通過しているが竿を出した覚えはない。 知人が高山市の人に案内されて何度か釣行した話をしてくれた。ニジマスも放流するようになったけどイワナがガンガンルアーを追ってくるので、ちょい釣りにはエエとこやでーと楽しそうだった。 |