Lake Tahoe |
カリフォルニア釣行で一番遠い目的地がこのLakeTahoeとなった。日程とモーターホームで走ることが出来る距離を検討して、ここへ回ることができるだろうというスケジュールを立ててみた。いかにも知ってるかのような地図の検討やったが、ワシらもガイドも未知のルートやったのは言うまでも無い。 Truckeeでの毛鉤釣りを終えて、こりゃーあとはルアーやでぇと現地でルアーを調達すべく町を探すがなかなかに見つからない。ネバダに近い不毛の山間部で地図を頼りに小さな町を見つける。ユニオン鉄道がちょうど長い車列を作った踏切を渡って、日本で言えばワザと田舎町風に作った道の駅ってな感じの小さな商店街のコーヒーショップ兼釣り道具屋に入り込む。ばあさんと孫娘が応対してくれたがこんな町へ釣り道具を買いに来る日本人は初めてやと興奮して喋っているらしい。アレコレとルアーやら毛鉤の道具を品定めしていて、「餌釣りってのもアリか?」とか話がでるとガイドが何やらばあさんに話し、婆さんは奥の部屋からチリトリ(日本風の箒とチリトリ、和室用ってやつ)とパックを持って来て、パックをチリトリあけると「It’sLive!」たら「Fresh!」たらまくしたてる。ハイハイわかりましたよってんで“アメリカドバミミズ”様を捧げもってモーターホームへ戻った。山すそを下るとでっけー湖が見えてどうやらLakeTahoeらしい、感覚として琵琶湖を見たようやった。情報によればエンジン付きボートを借りないと釣りにはならないような具合で、日程に無理が出来るためやむなく竿出しをあきらめた。そのかわり近くの湖畔に無料のキャンプ場があるというのでその夜はそちらで泊まる事とする。車を停めた直ぐ前でなんとライズがあるではないか、早速フライを飛ばすがとんと反応しない。それではってんでルアー竿に錘とアメリカドバミミズ様を付けて放り込むと腹が黄色いようなコイが上がってきた。こいつが水面でパクパクやっていたんやナと大笑い。 地元の高校生達が酒を飲んで騒ぎまわっていたが、どうやら向こう岸の町はネバダで飲酒の規則がなんたらかんたらで、こっちまでヨッパライに来ているとのこと。砂だらけの裸足でモーターホームに遊びに来るのには閉口した。翌朝35cmくらいあるスニーカーを残して帰ってしまっていたが、その大きさに一同唖然となった。 |