SAIPAN
09/FEB/2004
WEBやらなんやら調べても調べても2月の北マリアナは季節風が強いので、釣りにはならないかもとの記事しか見当たらない。それでも気合で出かけたらフィリピン海は少し微笑んでくれました。
戻る
朝一番で腹が減ったと、レストランがオープンするのももどかしく朝メシを摂った時、まあ、今日は揺られるのは覚悟ということでパンとソーセージにコーヒーというささやかな一皿で済ませておいた。これが幸いして魚の顔を見るまでは体調よろしくシャッターもパシャパシャと押せました。 ポンコツトラックに押し込まれてハーバーへ行くとパラパラとにわか雨、それっきり本日は淡水に濡れることはありませんでした。 出かけた当初はまだまだ元気、それでも船尾中央のファイティングチェアにしっかとしがみついて、上下左右に揺られるボートに不安を隠せない模様。 
陸から見るとサンゴ礁のリーフのあたりで白く波立っているので、沖は多少波があるんやろうと想像してたら、なにがなにが、予想外の波浪に皆の顔も少々ひきつり気味、「スキーをやっとるみたいやナー」なぞと、冗談でも言って騒いでいないと排水コーナーから逆流する海水が足元を洗うのは笑って見てられないんよ。
リーフから沖目へかなり走ってから米軍の(たぶん)貨物船を左手にトローリングが始まり、ほぼ1時間程の航程でテニアン島沖にさしかかった。 リールが鳴るのと同時に上デッキのキャプテンから「Fish!!」の声がかかって早速に最右舷の竿に走り寄る。
自分が釣るところが撮ってもらえなかったのは残念やったが、竿をもちあげてファイティングチェアへ向かおうとしたら、「竿を外すな!」とガイドに怒られる。サカナは船長がボートを操ってベストポジションへもってくるんで、とにかく絡まないよう早くリールを巻けとの話。
先ずは1尾捕ってチャモロ人のクルーが専用のトロ箱へ放り込みガッチリと握手、「サンキューサンキュー」で連れと交代となる。 この後あっというまにそれぞれ1尾づつマヒマヒを上げてほぼ目標達成となる。ますます荒くなった波浪に1名ダウンするも、続けてマヒマヒをGET。 テニアン島を左に見て北へ回った頃早い船足にも関わらずリールが鳴り、「Hey!Fish!」とキャプテンに伝え自分で巻き上げたのがイソマグロ。万歳の後、速効で船酔いが襲い掛かってこれにてオレはダウン。 船底を打つような大荒れの中、港へ戻ることに同意した。
午前11時以降地元の漁師も出漁を取りやめた程の復路の大時化の中、それでも元気な1名は最長のマヒマヒと合わせて2尾追加してウデが痛くなるほどの大満足。夕食にはガイドが手配してくれたココナツ亭で本日のマグロのサシミにありつきました。
Good Size !
Dog-tooth tuna !
Dolphin Fish ×3 !
more....
and more....
2009