■小屋について
住居の原点が洞窟だとすれば、家の原点は小屋にあるといえます。
ことに日本の家屋は、 自然の立木を草や木の皮でおおった自然発生的な
小屋に端を発しています。
現代人は、高気密、高断熱、高規格の家によって、風土から切り離され、
五感を退化させながら暮らしているといってよいでしょう。
日本人の原風景には、それぞれの風土から生まれた、多種多様な小屋が
あったはずです。
そこで人は力強く生きたのです。
現代人が、五感を再生し、野生の力をとりもどす起死回生の小屋造りです。