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  研修医の感想コーナーH19〜H21年度



【 H19〜21年度 研修された方の感想です。】




タイ王国 チュラロンコン大学医学生の感想(英文) 
  実習期間 2010.2. 8 〜 2010.2.12 (1W)


タイ王国のチュラロンコン大学の医学生3名が実習に訪れました。

Ms. Gateorn Pongarnar(皮膚科)
Ms. Wichuda Meepholkij(神経内科)
Mr. Wiworn Leelapiyawat(救急)

   
 和良町の乳幼児教室でのタイ料理を作って、皆さんに食べて頂きました。とてもスパイシーな味でした。

This is Miss Gateorn Pongarnar,Pang.
Thank you very much for such an excellent community medicine programs that you provided us overall image of Japanese primary health care system within only 4 days . I've gained a lot of new ideas to be adopted for my promising medical profession such as bus riding for patients who live far away,nursing home for elderly people, complete health check up , interesting programs for new mothers,etc.
I think your clinic is more advance than the other primary care centers because there are lots of facilities for health care services. Not only fully equipped but also the knowledge of health care providers is always up-dated by the journal club activity.Moreover, the doctors here are so humane and sacrificeable working hard for well being of population here ,for example; driving along tortious dangerous road for a long way to Onabi clinic every week is an adorable merit. During this short period I stayed in Wara,I had a really great time because your program is different in each day and they are all interesting for me including cultural exchange. What's more, I was lucky to have a wonderful holiday in Takayama and Shirakawago with Mr. Sakai, he is very kind and funny.
Inconclusion, I wished I could spend more time studying in Wara Clinic because everything is perfect;calm place to stay, nice people to meet, interesting program to learn. Thank you very much for every great moment in Wara Clinic. Hope to see you again.
Best regards,Gateorn Pongarnar,Medical student from Chulalongkorn University,Thailand.

About my comment for 5 days in your hospital. It was great experince to saw many things that different from my country such as CT, Laboratory system and a lot of technology. I like your hospital activity because you have a lot of programs for your community such as bus riding, health check up, day care for elderly people and cooking class. I hope i can create some programs for my hospital and community when i'm graduate. I like rural areas because patient still be patient and the doctor still be human. Here i saw patient and doctor relationship that different between Jichi Medical University hospital. I like everythig in your clinic but the big problem is i can't understand japanese. I wish i can come back here again. Thank you for teach me and for your warm welcome and kindness. I will remember all of you. Thank you very much(Goshinsetsuni arigatoogozaimasu).
take caare,thank you
tang


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高橋毅先生(自治医科大学 初期研修医) 2009.10.511.6


  まだ夏の名残が残る10月初旬、栃木から自家用車で約8時間かけ、道中堀越峠ではイノシシの強烈な歓迎を受け、どうやらとんでもないところに来てしまったと、一抹の不安が頭を過りながら研修が始まりましたが、研修を終える11月には同じ郡上市では雪が降るほど寒くなり時の流れの早さを感じています。1カ月と研修期間は短いものでしたが、地域医療を十分体感することができた1カ月だったと思います。外来業務はもちろんですが、在宅医療・保健活動・福祉活動・老健・健診・出張診療などさまざまな活動を通じた地域医療というものを実際に活動に参加させていただきながら体感させていただいたことは、自分の視野を広げる大きなきっかけとなったのではないかと思います。今回の研修で私が強く考えたことは大きく2つあり、1つは相手に応じて自分を変えること、もう1つは知らないことを知らないと認識することです。地域医療では多岐にわたる問題を抱える外来患者に対して対応することが求められます。さらに地域において相手は患者のみならず、健康な地域住民であり、その家族であり、さらには地域全体や時には保健所・行政などさまざまです。その相手に対して、自分の守備範囲を規定せずに正面からぶつかる姿勢は地域医療を実践する上で欠かせない要素であると学びました。日々の何気ない診療の中で常に疑問を持ち、今できる最善の医療を提供しようとすることは特に地域医療では必要な要素です。そのツールとしてEBMがあり、EBMを使った問題解決も練習することができました。しかし、そのためには自分が問題に気付くことが必要です。日々の何気ない診療の中に、実はよくわかっていないこと、それをわかったつもりになっていたということがたくさんあるということを地域の現場に来て気付かされました。そして、まだまだ自分には学ばなければならないことがたくさんあるということを再認識することができました。後藤先生・廣瀬先生・浅野先生、さらに診療所・老健・保健センターのスタッフの方々、大変ありがとうございました。


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林弘賢君(自治医科大学 5年生) H21.8.24〜9.4

  
和良診療所での実習は、2週間という短い時間でしたが地域医療について多くのことを学ばせていただきました。和良での診療所、介護老人保健施設、健診センターの実習を通して地域医療のイメージが自分の中で出来上がり、今後どのように勉強を行っていけばよいかということが分かりました。外来実習では、患者がどのような疾患で受診するのか、どのような治療をのぞんでいるのか、どのようにすれば良好な関係が築けられるのかということを学ぶことができました。診療以外では、医療と介護、保健、福祉の連携がとても充実していて、地域全体で健康活動に取り組んでいるということがよくわかりました。今回の実習では、大学の実習では決して味わえない地域医療の良さを実感することができました。後藤先生をはじめスタッフの皆様、充実した実習を送れたことを心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


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 弘田義人医師  東京北社会保険病院   H21.4〜H21.6

 鮎釣りも解禁になり、診療所の裏の川にも釣り人が涼しそうに釣りをしている姿を見かけるようになりました。5、6月と2カ月間の和良診療所での研修もそろそろ終わりが近づいてきました。昨年8月の1カ月間と合わせて合計3ヶ月間、和良診療所で研修させて頂きました。2年間のうちの3ヶ月間、地域研修と称して和良診療所で研修させて頂きました。住民のみなさんのお陰で、また和良診療所のスタッフみなさんのお陰で、とても充実した研修をすることができました。ある日の外来で患者さんに、「もっと長くいてくれ」と言われたことは、ずっと忘れることはないと思います。至らない点が多々ある私を、本当に温かく受け入れて下さりありがとうございました。みなさんから教えて頂いたことを糧に、いろいろな問題に対応できる医者を目指して日々がんばって行きたいと思います。


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水谷康彦医師 東京北社会保険病院 初期研修医H21.4.12-4.17


「和良診療所で実習して」
 私は、2009年4月12日から17日までの間、短期研修をさせていただきました。外来実習やレビューなどでは、実臨床でEBMを使う現場をみる事ができ、EBMというツールの使い方を、体験を通して学ぶことができました。訪問看護の見学では、和良に住む人の暮らし、老老介護の現実を一部ではありますが知ることができました。他には、普段はあまり関わるチャンスのない保健師さんからお話を訊く機会に恵まれました。そして、健診と健康指導を仕事の中心としながらも、行政との関わりの中で様々な仕事をされている保健師さんの仕事内容のイメージが湧くようになりました。実習では、待合室実習や送迎バス実習という機会があり、和良に住む人々と触れ合うことができましたが、実習外でも、スタッフの廣瀬先生が組まれているバンドの練習に参加したりして、病院外でも和良の方々と接点を持つことができ、非常に楽しかったです。今回の実習で、非常に運が良かったのは、和良診療所の特色のプロジェクトである「まめなかな和良21」の中間報告を訊くことができたことです。臨床研究を地元に還元することができている、素晴らしいプロジェクトに出会うことができ、地域医療の魅力を感じることができました。
今回、実習でお世話してくださった、後藤先生、廣瀬先生、浅野先生を始めとする和良診療所の皆様にこの場を借りて、お礼を申し上げさせていただきます。


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日置智之君(自治医科大学5年生)H20.9.3-9.5


 「郡上和良診療所実習を終えて」

今回の和良診療所での実習は
3日間という短い期間ではありましたが、本当に充実したものになりました。小那比での出張診療や訪問看護を通じて地域の住民の方とふれあう中で、さまざまな事を感じ、学んだ気がします。地域医療では患者さんとのかかわりが深く、疾患だけでなくその患者さんを取り巻く環境や背景も考慮した上で、一人一人に最適なアセスメントを行っていました。通常医師は診察室の中でしか患者さんを診ないものですが、実際に患者さんの家に訪問したり家族に話を聞いてみて初めて分かることもありました。和良診療所の先生方のこういった姿勢はまさに医療の原点であり、非常に感銘を受けました。また診療所のスタッフ、地域の住民の方たちの健康への意識が高く驚きました。禁煙や保健指導、そして「まめなかな和良21プラン」など一連の取り組みを教えていただく中で予防医学の重要性を実感し、和良村が長寿日本一になったのには、陰に様々な工夫と努力があることを知りました。これからも大学病院での実習が続きますが、和良での経験を忘れず頑張っていきたいと思います。後藤センター長をはじめ診療所のスタッフの皆様、そして実習に快く協力してくださった和良の皆様、本当にありがとうございました。


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小林只先生(伊東市民病院 初期研修医)H20.11.4-11.7

  
研修の前日、私は夕暮れと葉の色づきを車窓越しに感じつつ、和良へ向かう単線の電車内で思い思いに車内で過ごす住民の傍らで、病院外の日常に懐かしさを覚えつつ、1週間の私の非日常が和良診療所・住民の日常をどのように感じるかが楽しみでした。

 診療所の当直室で携帯が圏外だったため、ふと夜中に屋外に出ました。瞬く星空、川の音色は私の肩をなで下ろしました。

 1週間は瞬く間に過ぎました。地域の活性化のためのツールとして、医療・保健・介護・行政の総動員で、資源(ヒト、モノ、カネ)を増やすことだけでなくいかに有効に使うか、コスト・病院へのアクセス・医療の質の3点を医療の目的を見失わずにどう落とし所つけるか、を実践している姿に心打たれました。これは都会でも同じで、和良という地域の先進性を感じました。そして、一貫していること、つまり、物事をシンプルに考えること・周囲に示すことの重要性も再認しました。保健活動の一環で、子どもへの禁煙活動・食育がその子どもの家庭・地域への波及にまで考慮されていたことには大変驚きました。また、健診を受ける身にもならせていただき、バリウムの不味さ、胃透視の辛さ、その後の腹痛の苦しみを味わい、「される側」の気持ちも知ることができました。そして、なによりも趣味の話から医療の話まで、非常に幅広く、さまざまな方々と対話できたことは何にも代えがたい実りとなりました。最後に、お忙し中、大変快く受け入れ、指導してくださった和良診療所、保健センター、老人保健施設の皆様に感謝します。再び和良を訪れる機会を楽しみにしつつ、皆様のご健康とご多幸を心より祈っております。ありがとうございました。


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佐々木隆史先生
(京都民医連第二中央病院)
H20.10.29

 
 『患者を健康にする』、一般の診療をやっているとそう錯覚する事が多い。和良診療所と保健所では、それが間違っていることに気づかされた。住民が主体となった健康プランを立てていく過程に、そのヒントがあったという。地域の健康増進を図るなかで、一方的な行動変容を促す方法では効果が薄いと気づく。地域に出て住民の声、健康に対する考えを聞くと同時に、地域の喫煙等の生活習慣、癌等を疫学的に集計し、プランを作成。外来では、健康問題を個別化して対応する。自分らの役割を常に振り返ることによって、『患者が健康である』という、よい結果を求める姿勢を強く感じた。

 医師、看護師、訪問看護師、老健スタッフ、ケアマネ、保健師、など地域の医療に関わる人が参加する地域ケア会議は、和良村の介護認定患者、特定高齢者などの問題点/注意点を共有して、解決策について他角度からディスカッションする。多くの職種が、網羅的に把握することが地域を知る一歩であると考えた。小さな村だからできる、公立の診療所である、といえば自分の事を肯定できるいいわけになるのであろうが、地域を『みる』という視点は変わらないはず。自分のところでも活かそうと思う。


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杉山嘉宏君 (自治医科大学 5年生 H20.8.25-8.29)


  国保和良診療所での実習は1週間と短い期間ではありましたが、とても勉強になりました。1週間を通じて、『地域医療がどんなものなのか?』という具体的イメージがはっきりとしたことが良かったです。看護師、保健師、ケアマネージャーの方々を含めて、みんなで患者さんを診る体制や、『地域ぐるみでいかに疾患を予防していくか?』ということへの真剣なプランニングの姿勢に驚きを感じました。でもこのような姿勢で地域住民と向き合って、関与していくことが本当に必要な地域医療だと思いました。将来はこのような姿勢で自分も地域医療を行っていきたいと感じました。1週間お世話になりました。


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弘田 義人先生 (東京北社会保険病院 研修医1年目 H20.8月)


  地域研修の1か月間、和良で研修しました。初めの1週間で、住民バスに乗ったり、保健師さんからお話を聞いたり、薬局実習、医事実習、アユ釣り教室、夏祭り、老健での実習など様々な場面に顔を出させていただきました。そのお陰で多くの方と顔見知りになることができ、残り3週間の研修をスムーズに行うことができました。 和良では診療所に来る人だけでなく、診療所に来ない人も見ていました。スタッフと住民の方の結びつきが強く、住民の方に様々な方法でアプローチされているのを見て大変勉強になりました。また、手技的なことだけではなく、分らないことが出てきた時にどのように解決していけば良いかや、色々な視点から物事を見ることの大切さなど、考え方を学んだ気がします。ややもすると手技的なことを重視してしまう傾向にありますが、ソフトの部分が重要なことが分りました。最後になりましたが、和良診療所・老健・保健センターのみなさん、1か月間ありがとうございました。来年も5,6月と2か月間お世話になりますが、よろしくお願いします。


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重田大輔君(岐阜大学医学部 6年生 H20.6.9〜7.4)


   大学の学外実習で1ヶ月間和良診療所で実習をしました。岐阜大学では昨年から和良診療所も学外実習の選択肢となりましたが、昨年は誰も行かなかったので、岐阜大学からは自分が初めて実習でいくことになりました。地域医療に興味があったのと、診療所での医者の仕事をみてみたいと思っていたので診療所での実習を選択しました。自分の中で診療所のイメージとしてはDrコトーの世界でしたので、実際にいってみたら、建物は新しくて立派だし、医者は3人いるし、CTまであるということでびっくりしました。ちなみに診療所のある地域はイメージどうりでしたが(笑)さて、実習ですが、外来見学や健康診断の見学、訪問診療・訪問看護、僻地の診療所への出張診療、老健での介護実習や保健師さんや薬剤師さん、理学療法士さん、事務の方、ケアマネージャーさんから仕事内容を聞いたり、介護サービスの会議や老健・病棟カンファにでたり、さらには保健師さん達の勉強会にでたりとたくさんのことをやりました。和良町内をまわる住民バスなるものに乗る実習や和良町内を職員の方に案内してもらったりもしました。また、論文の読み方やEBMに基づく診断、胸部レントゲン写真、心電図の読み方なども教えていただき大変勉強になりました。1ヶ月間実習してみて、地域医療においては、病気をみるというよりも病気をもった患者をみていくことが大事で、それゆえ単に医療だけでなく保健、福祉のことも共に考えてやっていくことが重要でだということがわかりましたし、先生方の言動をみていて患者さん中心の医療がなされていると感じました。また、医者として幅広い知識が要求されることや、外来以外にも在宅医療や健康診断、保健・福祉も考えてやる必要があったりと地域医療ということ自体が一つの専門分野であると思いました。


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玉利明信医師(伊東市民病院 1年目研修医) H20.4.21-4.25


岐阜から電車で60分。そこから車で30分。スーパーは7時に閉まり、夜は真っ暗な中カエルの鳴き声の聞こえる、これぞ僻地と呼ばれる場所に和良診療所はありました。 医師となってまだ1か月。もちろん地域医療には接したこともなく、私自身、地域医療に魅力を感じていましたが期待よりも大きな不安をかかえここに来ました。しかし和良での1週間の経験は本当に濃いもので、地域での診療を学ぶだけではなく和良に住む患者さんと接し、和良という地域を知ることもでき非常に勉強になりました。そして診療所単体の医療ではなく保険センター、老健が連携し患者把握をし充実した医療を提供していたり、住民全体が健康に目を向け協力していることに大変驚かされました。最後に、このように経験の浅い私を温かく迎えてくださった診療所の皆さん、保健センター、老健のスタッフの皆さんには本当に感謝しています。そして和良のすばらしさ、和良での診療の魅力を教えてくださった後藤先生、廣瀬先生、藤川先生、本当にありがとうございました。私自身、医師として経験をつみ今回とは違った角度から和良を見つめられるようになって、また訪れたいと思います。


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小野留那医師(東京北社会保険病院1年目研修医)H20.4.14-4.18


今回、1週間和良診療所で研修させていただきました。和良診療所のある郡上市和良町は、来る前に想像していた以上に山の中にある診療所でした。しかし、そんな中でも、住民の方々が協力しあって、より良い医療にしよう!と後藤先生を中心に努力されているのが印象的でした。診療所に勤める看護師さんや保健師さん、介護士さんは和良や和良の周辺の方々が多いのですが、皆さん地域の方々のことを本当によくご存じだなと感じます。そんな方々と共に率直に医療について話し合い、地域の医療を良くするために努力を惜しまない、そんな和良診療所の先生方の活動は多岐に渡っていて、本当に素晴らしいと思いました。訪問診療、出張診療所、外来、入院、老健、行政との協力など、地域に必要と思われることには何でも尽力されています。地域の患者さんのニーズはいろいろな側面があると思いますが、それらをきちんと抽出して、その地域に合った医療を提供してゆくことは簡単ではないし、そのためにはいろいろな努力をしなければならないのだということを、教えていただきました。1週間の短い期間でしたが、今まで考えたことのなかった視点から物事を見たり、考えたり、学んだりできました。本当にありがとうございます。そして、地域医療だけでなく、EBMや論文の読み方、疑問に感じたことを即UpToDateClinical Evidenceなどを用いて調べよう!ということもやってみることが出来て良かったです。


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大木乃理子医師(市立奈良病院 2年目研修医 H19.8.1-10.31)

8月から10月まで和良診療所でお世話になりました。8月1日から国保和良診療所に変わり、あわただしい中でのスタートとなりましたが、快く受け入れてくださった指導医の先生方、スタッフの皆様に感謝しております。
3ヶ月間、外来での研修を中心に、多くのことを学ばせていただきました。先生方の指導はもちろんですが、患者様からの何気ない疑問を調べ、また患者様に返していくという過程が身についたように思います。また、週1回の訪問診療では、在宅の患者様をどのように支えていくか、考えるきっかけとなりました。そして、実際に和良で生活することで、短期の研修では見えてこない地域の文化に触れることができました。3ヶ月は長いと思っていましたが、終わってしまえばあっという間でした。最後になりましたが、3ヶ月間ご指導いただきました先生方、スタッフの皆様、和良の皆様、本当にありがとうございました。


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岩佐 紘先生 (市立伊東市民病院1年目研修医)1/21〜4/11


1月中旬、年末年始の雪がまだ残る堀越峠を越えてきてもう3ヶ月が経ってしまいました。
 毎日、外来で、往診で、老健で、地域の方々とお話しする中でいろいろなことを学ばせていただきました。「健康のためにどうしたいか、どうしたらいいかは、患者さん・地域の方々自身が知っている」という言葉を確かめることはできませんでしたが、患者さんの気持ちや信念に触れ、そのためにどうすればいい?と考え、学び、結果を患者さんと相談するといった過程ができてきたように思います。研修以外でも、自転車で各地区を走ったり、夜道で鹿に衝突し車を大破させるといったこれ以上ないほどの経験をしたりしながら、和良の生活を肌で感じることができました。 3ヶ月の時間でわかったことは和良や、地域医療のごく一部でしかないのかもしれませんが、本当にたくさんのことを教えていただいたように思います。最後になりましたが、診療所・老健施設・健康福祉課をはじめとする多くのスタッフの皆さま、そして和良の皆さま、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。


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梁美鳳先生(市立奈良病院2年目研修医)H19.11月ーH20.1月)


平成19年11月から平成20年1月までの3ヶ月、和良診療所で研修をさせていただきました。11月4日、奈良の自宅を出て車で走ること4時間。予想以上の峠の険しさに驚き(後で堀越峠と知りました)、またまた予想以上にきれいな診療所に驚いたのを覚えています。 峠をのぼると風景がガラッと変わり、「3ヶ月やっていけるかな・・・」と不安に思ったのがついこの間のことのようです。幸い、温かい診療所スタッフや住民の方々のおかげで余計な心配で済みました。本当にありがとうございます。
 私の当初の研修目標は“和良の医療・地域を知り、長寿日本一となった理由を探る”でした。“長寿”になるための何らかの秘策があるのだろうと。当然背景に診療所や健康福祉課の方々の甚大な努力があったのですが、3ヶ月を経た今の私が得たものは“秘策はない”という答えでした。“仕事をやり、1日1日をまめにすごす”そんなシンプルなことが一番大切なことではないか、と外来や往診をさせていただく中で感じました。また “背景を知って行う”診療の大切さを身をもって知りました。その人が持つ価値観、考え、死生観、生活の様子など…、どれも1人の人間を作り上げる上でとても大切なものでした。和良診療所で私が得た名言がいくつかあるのですが、その中でも1つとても深く残っている言葉があります。
“外来は患者さんの非日常。自分が外来の数分間だけ、患者さんの生活にお邪魔させてもらっている。” 今までの診療に対する考えを深く考えさせられる言葉でした。
今後は奈良の病院で再び勤務することになりますが、和良で出会った方々、いただいた言葉の数々を持ち帰り時々思い出したいと思います。
最後になりましたが、後藤所長はじめ診療所スタッフや老健スタッフ、健康福祉課の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。


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