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  研修医の感想コーナーH24〜H25



【 H24〜25年度に、研修された方の感想です。】



タイ医学生(チュラロンコン大学) 

Raiwada Sa-nguantrakulさん

Chanokgarn Pichayawatさん

Amarase Pamarapaさん

  
Feedback of being in Wara clinic for studying community medicine for 2 weeks ( 21 October - 1 Novemb er 2013)
- Living and accommodation 
Very convenient because the clinic is very near to the hotel, and the food, though not so many restaurant around but I think the Yamazaki hotel's food is very good, I had never been starved. And the countryside scenery in Autumn here is really breathtaking!
- Activities 
It's interesting that I had a chance to see how every department in the clinic works and how the people in this area gets sufficient health services. I have already made my notes about this and I w ill surely share this information with my teachers :-). 
As I told you it shall be better if I had more knowledge about Thailand's healthcare system so that we can discuss more :-(.
And of course I love all those sightseeing parts, It would be difficult for foreigners to get to shirakawa go by themselves if not coming with the tour group! The free time in the evening , sometimes I felt like I didn't know what to do but I understand it is the village's habit so it'd fine, I had time to think, write my diary.
Overall I think the schedule is perfect but there's some language problem, I could feel that some people felt nervous to speak English and that made me felt nervous that nobody wanted to talk to me. But when we start talking, I just felt it's not a big problem anymore. 
Everyone is kind to me, all doctors and officers and even the village people I met, so this two weeks is one great experience in my life :-).


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倉谷友崇君(岐阜大学医学部6年生 H25.5月)


岐阜市中心部から一般道を走って約2時間。堀越峠という山も越えるので、初めて来たときはとんでもないところに来てしまったと思いました。コンビニもないので雑誌の立ち読みもできない。夜は真っ暗…。どう1か月を過ごそう。なんて考えていました。しかし、いざ実習をやってみると、大学等の実習では体験できない事だらけでした。地域医療って言葉では本当によく聞くと思います。しかし、はたしてどんなことをしているのかは、大学にいると漠然としかわからないと思います。実際に現場を見ることでしかわからないことがたくさんあります。私は今回の実習では多くの町の方々と話をして、思いを聞くことによって地域医療について理解しようとしました。外来で話を聞いたり、往診先で話を聞いたり、元気なおばあさんの家に伺って朝から夕方まで話を聞いたりしました。いろんな行事にも参加して、ゲートボールに混ぜてもらったりもしました。どれもこれも大学では味わえない事ばかりで、刺激的で楽しかったです。和良は会う人会う人がみなさんやさしく、充実した1か月間の実習をすることが出来ました。この実習の良さは、実際に来てみないとわかりません。地域医療に少しでも興味のある方、大学の実習にいい加減飽きてしまっている学生の方、ぜひ和良診療所での実習をお勧めします。最後になりましたが、後藤先生、廣瀬先生、林先生をはじめ、スタッフの方々、お忙しい中やさしく丁寧に指導していただきありがとうございました。

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児玉崇志先生(東京北社会保険病院初期研修医 H25.4月)


初期研修1年目の児玉崇志と申します。今回は4月の1週間を短期研修でお世話になりました。「和良は他にない取り組みをしている診療所だから一度見に行くといい。」という先輩のおすすめ来させていただきました。今回の目標は地域の診療所の役割を学ぶこと、そして地域の患者さんが医療に何を求めているのかを肌で感じてくることでした。桜が満開の和良には、穏やかでゆっくりとした時間が流れていました。スタッフの方はまだ何もできないピヨピヨ研修医の私に丁寧にご指導下さいました。1週間という短い期間でしたが、訪問診療や訪問看護で患者さんのお宅にお邪魔する機会が多く、患者さんや家族は単に病気で苦しんでいる訳ではなく、家庭環境、介護環境、人間関係、服薬管理など実に様々な、個別の問題を抱えているということがよく感じられました。そんな個別で複雑な問題に対して、どの職種の方も、医療的にどんな助けが求められているのかを患者さんの立場で考えていらっしゃったのが印象的でした。

 和良の医療は自分の目指していた地域医療の、ある意味進化型でした。これから始まる2年間の研修のよいモチベーションとなりました。いつの日か、少しは使えるドクターになって、また和良地域でご指導いただければと思います。お世話になりました。


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矢作栄一郎先生(東京北社会保険病院初期研修医 H25.1月)


初期研修医
1年目の矢作栄一郎と申します。普段は今回で何人目かの東京北社会保険病院に勤務しています。平成251月のほぼ1カ月間お世話になりました。今回の地域医療研修の目標は、都市部と過疎地域の医療・生活がどれほど違うものなのかを経験して、頭の中にたくさんのお土産を持って東京に帰って日々の仕事に生かすことでした。初めの2週間は廣瀬先生がきっちりと予定を組んでくださり、和良診療所の中の施設の紹介だったり、地域のリクリエーションに参加させていただいたりと幅広く和良を満喫させていただきました。次の2週間は逆に外来と問題解決の時間というインドアの修行になりました。ひと昔前の研修医は雑用ばかりでゴミのように扱われていたとよく聞きます。僕の東京での研修は嵐のような業務の濁流に日々飲み込まれたり、プカプカ浮いたりしているようなものです。ここ和良診療所は道場です。武器の使い方を伝授され、あとは色々な武器のトリセツをひもといて自分の五輪の書に書き込んで試合の準備をします。挑戦相手も手ごろな相手を用意してくれます。そして「あま〜い」と指導してくれます。もちろん暴力行為やパワハラなどはありません。そんな場所だと思います。
それから、スタッフのみなさんはお客さん扱いしてくれましたが、興味を持って話しかけてくれました。遠慮せずにどんどん話しかけて楽しく過ごせました。ありがとうございました。次回はも〜と大きくなってお会いしたいと思っています。ありがとうございました。


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宮崎将行先生(市立奈良病院初期研修医 H24.12月)


当院の先輩や指導医の先生の勧めもあり、平成2412月の1か月間和良診療所に地域研修でお世話になりました。私自身の目標として、セルフラーニングを実践することと和良の地域医療に触れることを挙げていました。和良にはこれらの目標を達成するには絶好の環境・指導体制が整っており、またスタッフの皆さんのご協力もありいずれもある程度達成できたように思います。

研修医生活も終わりに近づいてきた段階で改めて受けさせていただいたコメディカル実習も学生の時や研修医のオリエンテーション時とは違い、受け身になるだけでなく少しdiscussionしたり、広い目線で実習を受けられたように思います。診療所内の活動以外にも住民の方とふれあう機会もあり、懇話会や勉強会にも参加させていただきました。また、今年は雪が多かったようで、雪かきや冬の山での生活を経験できました。地域医療に触れる中で同時にいい人生経験もできたように思います。年末の多忙な時期にも関わらず、快く迎えてくださった郡上市地域医療センターのスタッフの皆さまに感謝です。忘年会も楽しかったです。ありがとうございました。


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石原亜里紗先生(東京北社会保険病院研修医 H24.10〜11月)


<1+2ヵ月の和良での地域医療研修を終えて>
和良で,研修医1年目に1ヵ月,2年目に2ヵ月と地域研修をさせていただきました.計3ヵ月,山に囲まれ綺麗な川が流れる自然豊かな和良という地域の医療を学び,貴重な経験でした.和良の「まめなかなプラン」,「地域懇話会」など保健活動が盛んであることや住民の健康意識が高いことに驚きました.診療に参加して知識を深め,技術を高めることも出来ましたし,「まめなかな体操」に参加するなど地域の方と交流する時間もあり,充実した研修となりました.

先生方に熱心にご指導いただき,診療所の看護師さんはじめスタッフの皆様によくしていただき,本当にお世話になりました.外来診療や訪問診療などで関わった和良や小川の住民の方々にも感謝の気持ちで一杯です.

和良で学んだ,和良マインドを忘れずに今後の医師人生,精進して参りたいと思います.ありがとうございました!


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タイ医学生(チュラロンコン大学)
Pemisa Prateeppattanatumrongさん


My name is Pemisa Prateeppattanatumrong.I am sixth year Chulalongkorn mediacal student.I have spent time in Wara clinic for two weeks. There are many interesting experience and knowledge I have gained.Firstly,I have attended to outpatient clinic with Dr.Gotoh,Dr.Ishikawa,Dr.Hirose and Dr.Nishiwaki.I have seen many healthy elderly people who came to follow up their underlying diseases like diabetes mellitus,hypertension, hyperlipidemia, post stroke and dementia.

The most important point is how they could control their underlying diseases and lived long.In my opinion, they could live in healthy because of the accessable medical prevention and their bewareness of their health.Moreover,I have experienced medical check-up in Wara clinic;blood chemistry for CBC,LFT,lipid profile,FBS and HbA1C,CXR,EKG,Barium GI study and health counselling from a doctor and nurses. After I have checked up,I thought that this was the benefit system for the local people to detect their illness so early.Besides,I have goneto house visit with Dr.Hirose, Dr.Sugiyama and Dr.Ishihara.This was another interesting experience I have gained.At last but not least,I have learnt many activities in Wara clinic like

radiologic conference, medical business,pharmacotical department,cultural exchange cooking,day care at nursing home,rehabilitation,nutritional department,journal club,talking with local people,Gujyo city adventure and Takayama-Shirakawa sightseeing.All of my experience will be in my memory forever.I would like to "thank you so much" to Wara clinic.


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豊島由佳先生(岐阜市民病院研修医 H24.10月)


国保和良診療所で2週間研修をさせていただきました。たった2週間ですが、多くの経験させていただきました。中でも最も印象に残ったことは住民バスや待合室で患者さんとお話ししたことです。外来や病室の診察の機会は研修中いくらでもありますが、診察とは違う形で患者さんとお話しするという機会はこれまでありませんでしたし、今後もこのような時間をもつことは難しいように思います。どのようなところからどうやって診療所へいらっしゃるのか、毎日何をして過ごして何に困っていて何が嬉しいのか、身体的訴えを除いたところで患者さんとお話しすることで患者さんの周囲に広がる世界に目を向けることができました。また、もうひとつ持ち帰り今後の日々の研修で大事にしたいと感じたのは、先生方の日常診療において疑問をもつという姿勢です。普段の研修では過ぎていく出来事に精一杯になり、本当かどうか、なぜそうなのか、など考える間もなく、覚えて使うという単調な作業を行っていたように思います。日々新しく出てくる知見を知ること、妥当性を考察すること、そのうえで目の前の患者さんに適当な選択をしていくということ。これからはどのような働き方をしていても、「考える」ことができる医師でありたいと思います。最後に、2週間お世話になりましたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。



栗本美緒先生(岐阜県総合医療センター研修医 H24.8月)


2012年8月、私は1ヶ月間、国保和良診療所で研修させていただきました。

この1ヶ月間は私のこれからの医師人生においてとても大切な宝物になったと思います。私が現在、初期研修をさせていただいている病院はベッド数590床の大きな病院で、そこでは日々、専門に特化した高度な医療をみさせていただいております。ですから、せっかくなら今いる環境とはできるだけ異なるところで地域医療研修をしてみたいという思いがありました。「どっぷりと地域医療につかるには?」と、ある先生に伺ったところ、「それなら・・・」ということで和良診療所での研修をすすめていただいた経緯です。 深緑の生い茂る堀越峠を超えると、向日葵の並ぶ診療所に着きました。

そこでいただいた最初の言葉。「概して医者は病院に来た患者しかみないし、それが患者のすべてだと思い込むことがある。しかし患者の人生の大部分は、家庭、地域にあって、医療機関にかかるのはほんの僅かな瞬間であり、特殊な状況だ。 患者がどんな思いで病院にかかるのか、少しでも考えたことがあるか。」

この言葉に衝撃を受けた私は、「家庭医療」という、なんとも壮大なテーマを今回の研修の学習目標としました。

 そこで、私は在宅診療をしているある患者さんを担当させていただきました。その際、家庭医療の3つの柱である、患者中心の医療、家庭志向型ケア、地域包括ケアという観点からこの患者さんについて考察していきました。

まず、患者さんの背景を知ることから始まり、その患者さんの疾患に対する考え方、ご家族の思いを聞き、それに対して地域の医療、保健、福祉がどのように関わってくるかをみさせていただきました。患者さんのご家族のご了承を経て、毎日お宅に訪問して患者さんを診察し、ご家族やヘルパーさんのお話を聞けたことは地域実習ならではの、貴重な経験であったと思います。思えば、これまでは病院に来た患者さんの疾患にばかり目をむけていたような気がします。今回の研修を経て、患者さんを診るということは、医療者側のフィールドではなく、患者さんのフィールドにいれていただくことだということに気がつきました。そしてその方の問題を、『疾患』だけではなく、それに対する患者さんの感情・考え・期待・日常への影響を含めた『病気』としてとらえること、また、患者さんを支える家族・地域の中でみる視野をもつことの大切さを知りました。そしてここでみた医療は、私が医師になるときに理想としたものであり、まさに医療の原点だと思いました。

 家庭医療を理解するという壮大な学習目標は、当然のことながら1ヶ月で達成するはずはありませんでしたが、少なくともその魅力に気づいてしまった私は、もう一度ここに戻ってきたい衝動にかられながら、再び堀越峠をおりて帰路につきました。忘れかけていた大切なものを思い出したような感覚と、総合意・家庭医になりたいという気持ちがより強くなったのを感じ、1ヶ月間の研修を終えました。

 最後になりましたが、熱心なご指導を頂きました、後藤先生、廣瀬先生、杉山先生、そして暖かく迎えてくださった診療所、健康センター、老健のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。


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工藤琢哉君(岐阜大学医学部5年生)


まず、こうした研修の機会を作ってくださった、和良診療所の先生方に感謝したいと思います。また、さまざまな勉強もさせていただき、今後、これを生かして、今後の勉強にも生かしていきたいと思います。とにかく、どうもありがとうございました。

待合室で: (目標は観察。病気や異常を外見から見つけられるかどうか)

 患者さんの見学をした。最初4人。70歳くらいの男性3人と、35歳くらいの女性一人。椅子がテレビを見るのに良い方向で、2人ずつ座っているので、話しかけずに観察した。全員、一見健康そう。歩き方にも問題がなさそうで、表情も苦しそうではなく、顔色も良い。服装や髪形に乱れはない。その後も患者さんは増えるが、上記に加えて肥満ややせなどの異常を認めないので、たとえば血糖値が高いなどの問題があるのかもしれないと思う。
外来(廣瀬先生&杉山先生):(外来、GIF、超音波、予防接種の見学)合計10人くらいの患者さん。
以下は、印象に残った症例: 

1.主訴がめまいの90歳男性。まず頭頸部の血管障害(脳・小脳・脳幹の梗塞や出血、Wallenberg)を除外するが、その際に失神を来たす疾患の鑑別を行わなければならない。実際には、不整脈(23度ブロック、SSSVTVFPSVTなど)、心疾患(AMIAS、心タンポナーデ、大動脈乖離)、PE、神経学的疾患(椎骨脳底動脈循環不全、てんかん、鎖骨下動脈盗血症候群)などを見落とさないことが大切。

2.超音波では、自分なりの流れ・順序を作り、見落としがないようにする。

3.DPT3種)、MR(麻疹と風疹)、ポリオは不活化になる、3歳で日本脳炎。

午後:薬局研修(池場先生):基本的なことだが知らなかったこと: 薬は、オリジナルなものは一般名と商品名があるが、ジェネリックは一般名+メーカー名となっている。処方された薬については、薬剤師と患者さんとの間で、ジェネリックを選ぶことができる。オリジナルをジェネリックに変更したときには事後方向という形で処方した医師に報告する。実習では、様々な薬を一つの袋に入れる機械を使わせていただいたこと。リハビリ実習(理学療法)(加藤先生):最初に、デイサービス・ショートステイ・入所の違いを聞き、老健の施設が介護保険と関係があることを教えていただいた。その後は、様々なリハビリの器具・道具・設備を実際に体験さてもらいながら、どのような患者さんに対して、どういうやり方でリハビリを行っていくのかの説明を受けた。こうしたことを通じて、病気のことを良く知らなければならないと感じ、同時にリハビリを処方するときにはその内容をよく知っていることが大切だと感じた。

2012 8 24

午前: 老健入浴実習: 入所している方々の入浴の見学と手伝い。

午後: 小那比診療所(杉山先生):(患者さん6名)聴診技術を上げなければならないと思う。今後、学生の間にできることをやる、というのが今後の課題。杉山先生との話の中で、様々に刺激を受け、今後の勉強を広げるきっかけとなりました。



説田浩希君(岐阜大学医学部3年生 H24.6月)


1か月間、郡上市地域医療センターで研修させて頂きありがとうございました。

地域体験実習は今回が初めてで、地域という言葉はよく聞くけれど実際の地域医療の現場については詳しく知りませんでした。地域はスタッフも住民も過疎で最先端の医療から遅れているというかなり悪いイメージがありました。ですが、今回の研修を経て、僕の中の地域に対するイメージは大きく変わりました。都市部の病院とは異なり、郡上市地域医療センターはスタッフの人数が少ない分連携が強く、患者本人とその家族や親戚との繋がりをしっかり把握しており、チーム医療・地域ぐるみの医療という視点で優れていると感じました。また、今回の研修では、医事実習、薬局研修、老健、保健センター、栄養士実習、リハビリ実習などを通して、医師以外の様々な職種の業務内容と和良町における役割についても学習する事ができました。

 今回の研修は地域医療への興味と知識を高める良い経験となりました。和良町で得た経験を基盤にして、今後の大学の講義や地域医療研修に積極的に取り組みたいと思います。

 スタッフの皆様、お忙しい中指導して頂いてありがとうございました。


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鈴木良平君(岐阜大学医学部3年生 H24.6月)


 今回僕が和良診療所を訪れるまで、僕はいわゆるへき地の医療施設はおろか、自分の出身地の医療施設すら詳しく見学したことがなかったので、今回の和良診療所での実習は二重の意味で非常に新鮮な経験となったと思います。

 当初、地域医療と言われても大学の先生方の話や特別講義などで話を聞くだけで、具体的にどのようなことを行っているかということは実際のところあまり思い浮かびませんでした。今回和良診療所に訪れて最も印象に残ったことは、思っていたよりも様々な職業の方が働いていて、その方々の職業間の連携が非常に強いという事でした。また、郡上市地域医療センターでは「予防を主とし治療を従とする」という目標のもと動いており、予防に徹することで疾患を未然に防ぎ、ここで治療できないものは他の医療機関を紹介してサポートするという「役割」を果たしているということも印象的でした。当初はへき地ではどのようにしたらその医療施設で最善の治療を行うことができるのだろうかという事ばかり考えていましたが、実際には一つの医療機関のみで解決しようとするのではなく、他の医療機関とも連携し合い、その中で自分の医療機関の役割を果たすことが重要であるということに気づきました。

このようなことは実際に地域の医療現場を訪れないと実感できないことだと思うので、今回この和良診療所で実習を受けることができて本当によかったと思います。後藤センター長をはじめ指導して下さった先生方や医療センターのスタッフの皆様には様々な面でお世話になり、非常に感謝しています。約1か月間本当にありがとうございました。


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高野 仁先生(岐阜市民病院 初期研修生 H24.5月)



○感想とレポート
 「超高齢者の血圧コントロールについての考察(EBMに基づいて)




藤岡昌之君(岐阜大学医学部3年生 H24.4.25-5.28


 1か月間、郡上市地域医療センターでの実習はとても充実したものでした。後藤センター長はじめ、廣瀬先生、杉山先生、その他センターのスタッフの方や、特に地域住民の方々には大変感謝しています。
 地域医療を字面でしか学んだことのない私にとって、実際に
1か月間和良に住み、地域住民の方と交流し、またセンターで働いておられるスタッフの方からいろいろなことを教えていただき、ようやく地域医療とはどのようなものかを感じることができました。地域医療は医療だけでなく福祉・保健の包括的な働きがあることによって地域住民全体のヘルスサポートができる。特に和良町は『まめなかな和良21プラン』という保健計画により、住民にとって何が必要かを年齢層ごとに調査、分析、またプランの実行時には住民の主体性を引き出すことで大きな成果を上げていると認識しております。しかし、この『まめなかな和良21プラン』が他の地域に適応できるものではなく、各地域の住民の特性や利用できる社会資源など多くの要因により作成される保健計画は異なります。今回、地域医療の骨格が見えてきたと思いますので、今後いろんな地域を見て地域医療の勉強を深めていきたいと考えています。
 自然豊かなこの和良町に実習に来ることができて本当に良かったと思います。


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大谷侑資先生(東京北社会保険病院 初期研修医H24.4.9-H24.4.13)


 平成24年4月9日から1週間、和良診療所をはじめとした地域医療センターの施設で研修をさせていただきました。1週間という短い期間だったので、一通りの見学や説明を受けるといったことで研修は終わってしまいましたが、内容は盛りだくさんでした。バス実習や待合室実習に始まり、診療所外来、予防接種、訪問診療、薬局実習、最後には老健実習と、医療だけではなく保健や福祉の分野も覗くことができました。その中で私が特に印象に残っていることは、保健センター職員の方に和良の地域独自の取り組みを詳しく教えていただいたことです。高齢者や子供に対する取り組みだけに留まらず、全世代に対する取り組み、さらには世代間交流に至るまで、様々な取り組みが現在進行形で行われていました。そうやって地域の中にできていく縦・横のつながりはその地域の武器や財産になると思います。

 まめなかな和良21プランのような取り組みは、とてもとても地道な作業を伴うことなのかもしれませんが、まめなかな新聞などを通して、取り組みが地域の方々に目に見えてわかるようになっており、地域の方々も達成感のようなものを感じておられるように思いました。1週間という短い期間でしたが、私たちが地域でできること、地域だからこそ実現しやすいこと、といった可能性の大きさを実感することができました。施設長の後藤先生や実習を担当してくださった廣瀬先生をはじめとするスタッフの皆様、本当にありがとうございました。


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