明宝小川地区の概要
岐阜県の山間地飛騨と美濃の境、岩屋ダムの上流、清流弓掛川沿いに民家約70戸が点在する小さな集落です。行政区である郡上市の中心地八幡町から車で約1時間かかり、途中に標高1000m級の難所小川峠に阻まれた大変不便な場所です。しかし、その分、自然豊かで、昔ながらの伝統や人間味が今も息づく地域です。
小川の春
左の写真のようなカタクリの花やイワウチワの花など、春になるといろんな花が咲きます。
小川は、気温が低いため、梅や桜の花の開花は遅く、ほとんど同じ時期に梅と桜が咲く年もあります。
小川地区では、2000年に年度にちなんで、2000本のハナモモの植樹をしました。その後も毎年、増植や手入れを区民一体でやっています。5月には、「花いっぱい運動」と称し、花壇に花を植えるため、街道沿いはいろんな花が楽しめます。
3月からは清流弓掛川のあまご釣りも解禁になり、釣り人も訪れます。ただ、水温が低いため、なかなか釣るのは難しいようです。 |
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小川の夏
夏!!と言えば川遊び!!
清流弓掛川は、ご覧の通り、とっても澄んだ綺麗な水が流れているため、子ども達も安心して遊べます。泳いだり、小魚を捕ったり。朝晩はクワガタやカブトムシも捕まえる事ができます。
もちろん釣りもできますが、穴場を知っているのは常連の方だけなのかも知れません。
小川の夏はとても涼しいため、「クーラー欲しいな〜」と思うのはお盆頃のほんの一週間くらいしかありません。避暑にも最適です。
どこでも同じかもしれませんが、夏になれば夏祭り。小川地区では、8月の終わりの鮎祭りが恒例となっています。イカリのついた棒を使って鮎を捕まえる通称「タクリ」と網を使って、小川地区の人が解禁から昼夜鮎を捕ってきて、みんなで食べます。美味しいですから一度いかがですか? |
小川の秋
10月には実りを頂いた神様と小川に感謝をして、昔ながらの祭礼が執り行われ、同時に秋祭りとなります。この日は子どもからお年寄りまで、みんなでお祝いをします。
そして、11月にはいると、小川の山々は燃えるような紅葉で包まれます。杉や桧などの針葉樹も多いですが、まだまだ見頃な場所は沢山あります。 |
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小川の冬
小川では寒くて厳しい冬の季節が長く続きます。積雪量はびっくりする程多くないのですが、寒くて雪が解けにくい為、どんどん上に積もっていきます。屋根の雪下ろしも何度かしなければなりません。
それでも子ども達は、雪が降ると大はしゃぎです。
小川では、寒さを利用し、PTAを中心に、夜水撒きをしてスケートリンクを作っています。冬の子ども達の朝の学習は、スケート学習。朝スケートを練習してから学校に登校しています。バランス感覚は抜群です。 |